映画「夢幻紳士人形地獄」は2015年にクラウドファンディングで資金の一部を得て制作しました。皆様の声援のおかげで完成し今に至ります。
ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。
The Dream Manipulator MUGEN
"That time" and not now.
In the "Future" like "That time."
あの怪奇ミステリマンガ「夢幻紳士」初の実写映画化。クラウドファンディングで実現!
人形になりたい少女。他人の心が視える探偵・夢幻魔実也。
あなたは夢幻魔実也と共に連続少女失踪事件を目撃する!
「夢幻紳士 人形地獄」(The Dream Manipulator Mugen) Color and B&W 89min 55sec STEREO 16:9
予告&Blu-ray発売コメント入り
30秒 特報
STORY
昭和初期の日本。探偵・夢幻魔実也は他人の心を視たり、他人に自由に夢を見せる事ができる。
ある夏の終わり、魔実也は道端で聞いた不思議な声に誘われ、木箱から発見された少女・三島那由子に会いに行く。山奥の診療所で那由子に会うも、彼女は反応がなく、まるで人形の様だった。
那由子の母親ミツによると、奉公に出たまま数か月間行方不明だったという。
『お願いします。あの子を助けてやって下さいッ』
と、ミツに懇願されるが、魔実也は躊躇する。魔実也は過去に暗示に失敗し、一人の女性を廃人にしてしまったことがあったのだ。
そんな彼を追いかけてきたかつての依頼人・小堀や、村人を脅かす謎の犬男の出現により、魔実也は否が応でも那由子の心を視るはめになる。なんと那由子は、奉公先の女主人・雛子によって、自らを人形と思い込む暗示をかけられていた。なぜ人形………。
魔実也は果たして、那由子の暗示を解く事ができるのか………?
The time is Showa period in Japan,Detective Mamiya Mugen can see through your heart and show you dreams as he likes.
One late summer, a strange, disembodied voice on the street beckons Mugen to a clinic deep in the mountain. There, he meets Nayuko Mishima, a girl who was found in a wooden box for some reason. However, no matter how much Mugen tries to communicate with her, she never reacts as if she were a doll. According to Nayuko’s mother, there had been no word from the daughter for nearly two months after entering a house as a live-in maid. As Mugen sees through Nayuo’s heart, he finds out she’s been caught up into believing she’s a doll.
「でも、すごく怖い。
私が違う私になる。
わからないけど、
嬉しいかもしれない気持ち」
"But I'm terrified."
"I'm going to be changed."
"I'm not sure, but I think I may be happy."
「人の心に醜いものを植え付けるのは、僕の美意識に反する」
It’s against my aesthetic sense to plant
ugliness into people's minds.
「女は一度見た夢から一生覚めない。その夢の中で生きる。こんな素晴らしいことがあるか」
Once a woman finds her dream,she never wakes up.
She chooses to live in it.
How wonderful is that?
あの子を救って差し上げるの?
Are you going to help the young girl?
制作メモ
資金も人少ない、舞台設定は昭和初期、誰もが降りたくなる厳しい制作状況であった。
クラウドファンディングで得た資金を撮影の現場費に充て撮影を開始した。もろもろの予定を大幅に過ぎても撮影は終わらず難航したが、スタッフ・キャストの見事なチームワークによって、大きな事故もなく一年半後、撮影は終了した。クランクインは2015年9月、クランクアップは2017年4月だった。時代設定上の制約が多い為、多くのフィルムコミッションに相談し、千葉・茨城を中心にロケが行われた。
テーマでもある人形に多数参加してもらう必要があり、人形作家数名から貴重な創作人形を拝借し、ときに博物館の市松人形にも参加してもらった。オークション経由で現場に参加した大正期の人形もいる。
完成したこと自体が奇跡のような映画である。